こちらは寺内一径作　鼈甲　かんざしとなります。赤と金で描かれた花の蒔絵に、モザイク状にした螺鈿が嵌め込まれ、華やかなお品です。ユーピン型の一部が竹の節のように浮き彫りに彫られております。全体的に高級かんあるモダンな印象を受けます。格の高い鼈甲ですので結婚式にお使いいただけます。また中ぶりサイズで、絵柄もモダンなため、ちょっとしたお出かけにも最適です。5.2センチ11.8センチ寺内一径氏二代目　寺内一径氏　（今は三代目を娘さんが引き継いでいます）。独特の作風で、作品はどれもモダンで美しくアーティスト気質のある職人さんです。作品はどれも、華やかで豪華な雰囲気があります。蒔絵は対象である花や植物といったモチーフを抽象的に変化させます。細やかなモザイクの螺鈿により光を自在に操り、華やかさを演出します。ピカソのように対象を自分の感覚に捉える、独特の眼を持っているように思います。草間弥生さんのような、と言えば分かりやすいかもしれません。一目でわかる個性は強烈で、不思議に惹かれていきます。一径さんは人気作家でして、新品帯留めで7万から。オークション平均￥12,501円でした。新品は30万円からいたします。娘さん（寺内 智恵子 Chieko Terauch）の作品も美しく、今後が楽しみの作家さんです。1800017000